いわきの水族館に珍魚介類ずらり

東日本大震災で被災した福島県いわき市の水族館アクアマリンふくしまでは、北海道の漁師の協力を得て採取した、水族館での展示例がほとんどない北の海の珍しい魚介類が人気を集めている。

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 同館2階にある展示コーナーの親潮アイスボックスでは「小さいけれど色鮮やかで形がユニークな生き物」(同館)が入った48個の水槽が並ぶ。水温は1~3度。今年4月に始まった企画で、魚やエビなどを常時約80種展示し、これまでに珍しい約30種を紹介した。

 「レア度、星五つ。世界初展示。北海道知床では、炭火焼きで食べてます。おいしい」。今月9日から展示している世界最大となるエビジャコ科の新種「ダイオウキジンエビ」=写真=の説明に来場者から笑い声が漏れた。

 同館は2000年のオープン以来、北海道・羅臼沖で地元漁師の漁に職員が同行して、さまざまな魚介類を採取してきた。冷たい深海から引き揚げた生き物は水温の変化で死んでしまうことが多かったが、震災後、羅臼漁協が復興支援として海洋深層水を提供。雑菌が少ない低温の水を使うことで、生きたまま運搬できるようになった。

記事・画像:2016年9月22日 日本経済新聞

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