0円で1億人を動かすアイディア

時は明治後期、100年続くバズを巻き起こした名プランナーがいました。
その男の名は、観光招致の仕事をしていた吉田皆三。

そんな彼は、ある日、(多分)こんな課題を与えられました。
「京都府宮津市をもっと盛り上げろ!予算はほとんどない!」

とりあえず観光チラシをつくるか。
街の紹介看板をつくるか。
普通だったらそんな事を考えるはずです。

しかし、彼は(多分)こう考えました。
「だれもが真似したくなる、かつてない観光体験をつくる」
そして生まれた、珠玉のアイデア。

「股のぞき」

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かの有名な天橋立の名物アクションです。
天地が逆転し、細長く延びた松林が天にかかるような情景を愉しむことができるこの方法は、その身ひとつで今すぐ「真似」でき、「予想外」の景観を生み出すと同時に、周囲から見たとき、その行為自体が違和感のある「キャッチー」なワンビジュアルになります。
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現代でも通用するバズ要素が詰まったこの素晴らしいアイデアは、実費0円で、毎年275万人が訪れるほどの観光地を築く一助に。100年間で動かした人数は述べ1億人を優に超えてるのではないかと思います。

バズに過信は禁物ですが、稀にこのような、ほぼお金をかけずにアイデア一つの力で何千万、何億人の人を動かすという、魔法が生みだされることがあります。

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逆再生ウォーク


言わずと知れた逆再生動画。ただ逆に歩き、逆再生するという「シンプル」さ。
誰もがスマホ一台で「真似」できてしまいます。
<予想:0円 → トータル1000万再生>

スパイダードッグ


これは、2014年世界ベストバズムービーの1つですが、”犬”に”巨大蜘蛛”を着させるという「異色」の組み合わせで、「こわい」から「かわいい」への感情ギャップの作り方が秀逸です。これぞまさに、ワンアイデアで世界中に話題を作り出した魔法のような事例だと思います。
<予測:数十万円 → 1億7000万再生>

PPAP


厳ついおじさんが、かわいいダンスを踊り出すという「ギャップ」と「キャッチー」さがまず人の目を留め、ペン×アップル×パイナップルという「謎」で「異色」の組み合わせが、これは一体どういうことだ・・・という「物議」を醸し出しだしました。
そこに、ジャスティンビーバーという強烈な「お墨付き」が出現し、話題は加速。
理解はできないが、耳に馴染む「音楽」と、見えないペンが刺さった時の「カタルシス」が、つい癖になって繰り返して聞いてしまう。
その”見えないアイテム”さえ持てば、誰もが「真似」できてしまう仕組みで、「二次創作」が大量発生し、瞬く間に世界中へ拡散…。
<予測:10万円(楽曲制作費 ※本人談) → 1億3000万再生超>

TASTY


今や世界最強のファンページの1つでもあるTASTY。
SNS上で閲覧・シェアしたくなる編集に特化したこの、まったく新たなクッキング動画は、世界で述べ数十億再生されています。
「おいしそう」ということは言わずもがな、「予想外」な一手間を加えることで、よりおいしく、「便利」に食べることが可能に。すぐに「真似」できてしまう「短尺」の動画は、常に洗練を続け、レシピのアイデアも目を見張ります。

アイスバケツチャレンジ

まさにワンアイデアで魔法のような結果を生み出した、21世紀最も話題になった動画とも言えるのが、このアイスバケツチャレンジです。
「社会善」を目的として、氷水をかぶる「キャッチー」な「指名」制のアクションが連鎖。誰もが「真似」しやすい仕組みが、海外セレブを巻き込み「お墨付き」を獲得。その行動に対する賛否両論について「物議」を醸すことで、”人”をかつてない規模でメディア化したケースです。

費用はほぼ0円、その再生数は数億を超えただけでなく、世界最大規模の”アクション”を生み出しました。

記事・画像:Advertimesから

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