ALSOK、認知症高齢者の外出感知

綜合警備保障(ALSOK)は徘徊(はいかい)する認知症高齢者が自宅や施設から外出したことを家族に知らせる感知器を開発した。運用試験を進めている小型発信器と組み合わせて使う。さいたま市や東京都多摩市など全国10市町で12月から実証実験を始め、来春ごろには一般販売も始める予定だ。

 現在、運用試験中の「みまもりタグ」は50~100メートル四方に電波を常時出す小型発信器を、高齢者の専用靴のマジックバンド内に装着して利用する。専用アプリ入りのスマートフォンを持つ施設関係者や自治体職員らとすれ違うと電波を感知し、位置情報を自動でサーバーに送信する。ただ協力者が多数必要で人通りの少ない郊外では発見が難しいこともあった。

 新開発の感知器(横幅約20センチメートル、高さ約9センチメートル)は玄関などに置く。高齢者が外出してタグの電波が受信できなくなると家族や施設管理者に電子メールで知らせる。警報音を出す機能もある。

 販売価格は感知器が約2万5千円、タグが約2200円、専用靴は約1万円を見込む。タグと感知器の毎月の利用料は計700円程度とする。

 実験をする10市町では民間企業が主体で見守りの協議会をつくり、普及をめざす。

記事:2016年11月22日 日本経済新聞
画像:西日本新聞から

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