キャンプファイヤー、ネットで融資事業参入

クラウドファンディング大手のキャンプファイヤー(東京・渋谷、家入一真社長)は来年春、インターネットを通じて投資家とお金を借りたい人を仲介するソーシャルレンディング事業を始める。投資利回りは年5%前後になる見通しで投資色が強い。大手の参入で、ベンチャーや中小企業が個人投資家から小口資金を集める新しい方法として広がる可能性がある。

 クラウドファンディングは4種類あり、ソーシャルレンディングは小口の資金を利息付きで融資する「貸し付け型」。国内では金銭などの対価を求めない「寄付型」と投資対象の物品やサービスを受け取る「購入型」が多く、特定のアーティストやボランティアを応援する融資が目立つ。

 キャンプファイヤーは購入型と寄付型を運営し、2016年の調達金額は9億円の見通し。貸し付け型を始めるため、12月に3億5000万円を調達。ライフネット生命保険の創業に関与した著名投資家の谷家衛氏を会長に迎え、貸金業と第2種金融商品取引業の登録を目指す。

 レンディング事業はベンチャーや地方の中小企業に利用を呼びかけ、17年中に1件30万から100万円程度のプロジェクトを約700件立ち上げることを目指す。与信は外部の信用情報機関を利用する。

 国内ソーシャルレンディングは資産運用が目的で貸付先は不動産業者が多かった。ベンチャーや中小企業に資金が流れるようになれば、既存の金融機関では対応が難しかった小口の資金需要に応えるサービスとなる。

記事:2016年11月28日 日本経済新聞
画像:CAMP FIREから

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