富裕層に日本酒PR

酒造会社の福光屋(金沢市)は世界の高級レストランなどで組織する「ルレ・エ・シャトー」(本部フランス・パリ)とパートナー契約を結んだ。同組織との契約は国内の酒蔵では初めてという。加盟するレストランやホテルなど約540軒に福光屋の製品を紹介し、日本酒について知ってもらうとともに国内外の富裕層に販路を広げる。

 同社は1990年代から日本酒の輸出を始め、既に香港や欧米、東南アジアなどに出荷している。ただ売り上げ全体に占める輸出の割合は3%ほどにとどまる。世界的な日本食ブームを背景に日本酒への注目も高まっており、今回の契約を契機に海外で一層の拡販を狙う。ルレ・エ・シャトーは年1回の世界大会を日本で開催中で、同社の高級ブランドである「瑞秀(みずほ)」や主力製品の「加賀鳶(かがとび)」などをPRした。2日には来日しているレストランのシェフなどが福光屋の酒蔵を見学する予定。

 海外の富裕層の誘客は石川県が県を挙げて取り組んでいる。2日には石川県とルレ・エ・シャトーが誘客に向けた合意書を締結する。日本酒のほか工芸品や観光名所を海外のホテルのオーナーなどに紹介し、国際観光地としての石川県の魅力を発信してもらう狙いだ。

記事:2016年12月1日 日本経済新聞
画像:東京ミッドタウンから

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