Instagram「人気投稿」の傾向を分析

Instagramの人気投稿とは

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人気投稿とは、上記赤枠のようにハッシュタグ検索した際に上部に表示される9個の投稿のことです。この人気投稿は、ユーザーの投稿の中からInstagramによって選定されたもので、ハッシュタグを検索すると該当する投稿の中で最上部にサジェストされます。つまり人気投稿に選ばれれば、自分のフォロワー以外のたくさんのユーザーの目にとまりやすくなります。フォロワーの多いアカウントのみが選ばれているわけでもなく、規模の小さなアカウント投稿が選ばれている場合もある人気投稿。これまでInstagram側から選ばれるこの法則性についてあまり検証されてきませんでした。今回編集部は、こうした明確になってなかった傾向を把握するため調査を行いました。

人気投稿の傾向

分析方法の紹介

今回の調査では各ハッシュタグの合計投稿数によって4つのカテゴリに分類し、合わせて100投稿を調査しました。カテゴリは、次の通りです。

  • カテゴリ1:合計投稿数が 0件~100,000件
  • カテゴリ2:合計投稿数が 100,001~500,000件
  • カテゴリ3:合計投稿数が 500,001件~1,000,000件
  • カテゴリ4:合計投稿数が 1,000,001件~

このカテゴリ別に25個のハッシュタグ、225件の人気投稿(合計100ハッシュタグ、900投稿)について、下記4項目で調査しました。

  • いいね!数 (動画の場合は再生数)
  • 投稿のエンゲージメント率(いいね!数/フォロワー数)
  • 投稿したアカウントのフォロワー数
  • 投稿から経過した時間

これら項目別にそれぞれの平均値と中央値を算定していきます。ちなみに動画はいいね!数が表示されないため、再生数を代替としてカウントしました。(900投稿のうち62投稿が動画で、いいね!と再生数を比較しても大きな乖離はありませんでした)

いいね!数 調査

いいね!数 平均
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いいね!数 中央値
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いいね!数の考察
ハッシュタグ別の投稿本数に比例して、いいね!の数が増えているのがわかります。つまり、投稿される数が多い人気なハッシュタグほど、いいね!の数が多くないと人気投稿に掲載されないということになります。逆に、投稿数の少ないハッシュタグを用いれば、競合アカウントも減るため、いいね!が少なくても人気投稿に表示されやすくなります。例えば今回の調査の中で、「#高速道路」で検索した結果、わずか10いいね!しかついていないにも関わらず、35862件の投稿の中から人気投稿に表示されているものもありました。

投稿のエンゲージメント率(いいね!数/フォロワー数)調査

エンゲージメント率 平均
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エンゲージメント率 中央値
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投稿のエンゲージメント率の考察
エンゲージメント率の平均においては、フォロワーの規模やハッシュタグの人気度にかかわらず、ほぼ同様の数値となりました。カテゴリに関係なく、人気投稿欄に掲載されるためには、約20%(5人に1人がいいね!)のエンゲージメント率は必要であると考えられます。しかし中央値でみるとハッシュタグの投稿数が多いほど、エンゲージメント率が下がっています。このデータから、投稿数の多いハッシュタグではいいね数が多ければエンゲージメント率が比較的低くとも人気投稿に選ばれるということがわかります。Instagramの「いいね!率(エンゲージメント率)」は、多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーほど低くなり、フォロワーが少ないほど高く、反比例しているというデータもあるため、人気投稿のエンゲージメント率にも同様の現象が起きていると考えられます。

投稿したアカウントのフォロワー数 調査

フォロワー数 平均
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フォロワー数 中央値
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フォロワー数の考察
いいね!数と同じく、ハッシュタグ別の投稿本数に比例して、フォロワー数が増加しています。カテゴリ1では、カテゴリ4にくらべて平均フォロワー数が約10分の1にもかかわらず、人気投稿に選ばれています。”いいね!数”が人気投稿に掲載されるための重要な要素の1つであると仮定すると、フォロワーが多いほうがいいね!数を稼げるので、上記のようなデータになることもうなずけます。

投稿から経過した時間 調査

投稿からの時間 平均
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投稿からの時間 中央値
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投稿からの時間の考察
この結果ではカテゴリ1の経過時間以外は、あまり変わらない数値となっています。カテゴリ1の場合は、ハッシュタグにもよりますが、長いもので「#火事」というハッシュタグのついた投稿が73週間もの間、人気投稿として掲載されていました。この結果、投稿数の少ないハッシュタグは長い間人気投稿欄に表示され、多く投稿されるハッシュタグは人気投稿の入れ替わりが激しいことが分かります。中央値を見てみると、投稿数の多いハッシュタグの方が投稿からの時間経過が短い傾向にあることが分かります。また一貫して24時間以内のものが人気投稿として選ばれやすいようです。つまり投稿から24時間経つと、人気投稿に掲載される確率は低くなることが分かります。

調査の傾向まとめ

人気投稿に選定される傾向としては、以下の事項が考えられます。

  • 投稿数の多さに比例したいいね!の絶対数
  • フォロワーの5人に1人がいいね!を押してくれるエンゲージメント率
  • 24時間以内の投稿

人気投稿に掲載されるには?

上記の条件の通り、24時間以内にある程度の”いいね!”数と”エンゲージメント率”を確保する必要があるため、投稿の質を向上させ、フォロワーを満足させることは必須条件だと考えられます。
それに加え、最も重要なことがハッシュタグの選択です。アカウントの規模が小さくても、人気投稿に表示された例を紹介しましたが、何より自分のアカウントの規模に対応したハッシュタグを使用することが大切です。
それにより、規模の小さなアカウントであっても人気投稿に表示されやすくなり、フォロワー以外のユーザーの目に付きやすくなります。自分のアカウントの規模が大きくなったら、徐々に投稿数の多いハッシュタグを使用すれば、段階的にアカウントを育てながら、人気投稿にも掲載されやすくなります。

注意点

また、調査の過程で分かったことですが、人気投稿の表示にはこのような特性がありました。

▲画面中央の右側(赤枠)に注目

▲画面中央の右側(赤枠)に注目


左の画像は人気投稿に入っている投稿(赤枠の画像)を行ったアカウントで、ハッシュタグ検索をした結果です。
一方で右の画像は、同時刻に他のユーザーによって同様のハッシュタグを検索して、表示された結果です。見ての通り、右の画像には赤枠の投稿が表示されていません。また、人気投稿の表示順も異なります。
つまり、投稿者自身の検索結果では、自分の投稿が優先されて表示されることがわかります。

記事・画像:Social Media Labから

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