撮影スポットを地図に 外国人旅行者、SNS発信狙う

大阪ミナミの「かに道楽」のカニの脚をつかんだり、黒門市場の巨大ちょうちんを持ち上げたりしているように見える「トリック写真」のスポットをまとめたマップが完成した。ターゲットは、SNSを利用する外国人観光客。面白写真を世界に発信してもらい、さらなる観光客誘致で町おこしを狙う。

大阪・ミナミで
 マップを発案したのは、企業や商店街のインバウンド対策をアドバイスしているデザイン企画会社・リンクコーポレーションの社長、牧香代子さん(40)。昨年の春、台湾で「虹の村」と呼ばれる観光地を訪ね、派手なイラストが描かれた民家の前で地元住民に「トリック写真」を撮ってもらったことがきっかけだった。「言葉が通じなくても、おもろい写真がいっぱい撮れた。日本でも同じ取り組みができるはず」と、大阪ミナミの商店街に協力を呼びかけた。これに黒門市場や道頓堀、千日前道具屋筋、南地中筋の4商店街の理事長らが賛同。理事長らが道頓堀の巨大ガニのオブジェを捕まえたり、「グリコサイン」のランナーとハイタッチしたりする写真22点を掲載した。牧さんは「大阪ミナミには面白い看板がいっぱいある。外国人だけでなく、日本人が魅力を再発見する機会になれば」と期待する。「ウラなんばマップ」として1万部を製作し、商店街や飲食店で無料配布する。

南海電鉄も
 南海電鉄も、和歌山市内の観光スポットを紹介した「トリック写真マップ」を作製。昨年末から難波駅や和歌山市駅などで配布を始めた。同社は紀ノ川-加太間に「加太さかな線」という愛称をつけ、タイのイラストを描いた電車を走らせるなど観光客誘致に力を入れる。担当者は「外国人観光客も増えており、SNSでさらに魅力が広がれば」と期待している。

記事:毎日新聞
画像:YOMIURI ONLINEから

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