東京訪問の外国人、7割が「宿泊費高い」

日本政策投資銀行と公益財団法人の日本交通公社がまとめた訪日外国人調査で、東京訪問経験者の7割が宿泊費が高いと感じていることが分かった。2020年五輪・パラリンピックについては、東京訪問希望者の4割が「知らない」と回答し、海外での認知度が高まっていないことが明らかになった。

 16年の訪日外国人調査をもとに、東京訪問の希望者(2917人)と経験者(1577人)のデータを分析した。調査は複数回答の質問もある。東京を訪れたい人の不安材料は言葉の問題が49%で最も多く、滞在費の高さが42%で続いた。実際の訪問経験者でも67%が宿泊費を高いと感じていた。

訪問希望者の75%は日本旅館への宿泊を希望している。古民家など日本らしい建物を改装した宿泊施設も人気が高まりつつあるという。ただ訪問経験者のうち日本旅館を実際に利用したのは51%にとどまる。

 東京を訪れたい人が体験したいことは、伝統的な日本料理(75%)、桜の観賞(72%)などが上位。「新幹線に乗る」(55%)や「繁華街の街歩き」(52%)は訪日希望者全体より8~9ポイント高かった。

 情報収集は旅行ガイドブックの利用(48%)が最も多い。来日前は日本政府観光局のホームページ(38%)、来日後は観光案内所(33%)が続いた。来日後に決めたことには食事場所(42%)、買い物場所(38%)が高かった。政投銀の担当者は「個人旅行を好む人が多いため、来日後の情報提供が重要」と指摘している。

 東京を訪れた人が同じ旅行で訪れた他の観光地は富士山(31%)、大阪(25%)、京都(24%)などが多かった。滞在日数が長い欧米オーストラリアからの旅行者は広島(19%)にも訪れる人が多い。

記事:2017年1月26日 日本経済新聞
画像:japanican.comから

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