成田1強から変化。訪日外国人の入国者数で見る空港

訪日外国人観光客の97%が空港から入国している


やはり訪日外国人観光客は国際空港からの入国が圧倒的に多く、2015年で97.1%の1912万人、2016年で97.4%の2262万人となっています。一方、クルーズ船などで注目を集めている湾港からの入国者数は2015年で2.9%の57万人、2016年で2.6%の60万人と、人数を増やしながらも構成比としてはダウンといった結果に。

最もインバウンドに影響力のある空港は?現状成田国際空港・関西国際空港の2強
空港の中でも入国者数の多い成田国際空港、関西国際空港、東京国際空港(羽田空港)、福岡空港、那覇空港、中部国際空港(セントレア)、新千歳空港について、その影響力を視覚的に見てみましょう。

図左上の赤い円の面積を100万人とした際に、各インバウンド主要空港の入国者数を面積で表してみました。こうしてみてみると、関東圏では成田国際空港&東京国際空港(羽田空港)、関西圏では関西国際空港&中部国際空港(セントレア)といったインバウンド主要空港が隣接しており、それぞれが相乗効果を産んでインバウンドへの影響力が強いことが見て取れます。ゴールデンルートに人気が集まったのも、これらの空港へのアクセスが良かったからという地理的要因も見えてきます。入国者数では成田国際空港および関西国際空港が飛び抜けており、どちらも600万人以上の訪日外国人観光客入国者数を誇っています。


各インバウンド主要空港の訪日外国人観光客入国者数の2年間の推移を見てみましょう。各空港の入国者数は、総じて4月、7月、10月のタイミングにピークを迎えます。特徴的なのは福岡空港と新千歳空港で、両空港とも12月、1月、2月の冬のシーズンに客足が伸びます。また、2016年2月に注目すると、初めて成田空港を関西国際空港が入国者数でしのいでおり、近年の関西圏のインバウンドでの注目度上昇が数値からも読み取れます。

伸び率を見ると勢力図に変化の兆候が
前年比の2016年入国者数伸び率で各空港を見ていくと、インバウンドが地方にも分散し始めていることがよくわかります。

伸び率TOP10を並べてみると、地方空港が爆発的な伸びを見せていることがわかります。2015年の入国者数が少なかった空港だけでなく、岡山空港などいったある程度2015年次店で母数があった空港においても2倍弱の伸びを見せています。


また、前述のインバウンド主要空港においても、伸び率や構成比に変化が見えます。成田国際空港の伸び率11.5%に対し、関西国際空港は21.5%となっており、その他のインバウンド主要空港においても成国際空港以上の伸び率を見せています。

全入国者数に対する構成比についても、成田空港が2015年に31.0%だったのが2016年には29.4%に減少。対して関西国際空港は25.4%から26.2%に上昇しており、その他インバウンド主要空港においても、やはり構成比が軒並み上昇。成田国際空港1強状態から地方に分散しつつあることが見て取れます。

記事・画像:訪日ラボから
サムネイル画像:weraddictedから

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