若者が今使っているSNSは…

マクロミルが2017年に成人式を迎える新成人を対象に行なった調査によると、2017年は、Facebook、Google+、mixiに依然利用率の低下が見られるものの、2016年の調査では利用率が下がっていたLINEとTwitterが上昇傾向を示しています。また、2016年の調査から新たに登場したInstagramが、Facebookを追い抜く急成長を見せていることにも注目する必要がありそうです。


2016年までの下降傾向を見ると、若者の「SNS疲れ」がデータに表れているという解釈もできますが、2017年の若干の上昇傾向や2016年から調査対象に加えられたInstagramの利用率がFacebookを超えて36%を超えるなどのデータを見ると、SNSにも人気の波があることや違うSNSに移行している可能性も大いに考えられます。
ということで、以下でこちらの調査では選択肢に入っていない、若年層のユーザーを獲得している最新SNSをご紹介します。SnapchatとSnowについては、実際にユーザーだという大学生に対して使い方をインタビューした内容も、併せてお伝えしていきます。

B612


B612は、LINE株式会社によって提供されているカメラアプリです。多彩なフィルターや350種類以上の顔認識型エフェクトを用いて自分好みの写真や動画を撮影することができ、自撮り文化の火付け役といっても過言ではないでしょう。2014年のサービス開始以降、主にアジア・中南米・東ヨーロッパ地域を中心に利用者が拡大し、現在もこれらの地域を中心とした多くの地域で高い評価を受けています。さらに2016年12月に「自撮り」と「メッセージ」を組み合わせてコマ動画を作成することのできる「Play機能」を追加したことで、従来のカメラアプリからコミュニケーションを取れるSNSアプリへと進化しました。同アプリはこうした機能追加したをしたおかげで、サービス開始から2年5ヶ月で3億ダウンロード突破という記録的な急成長を遂げています。

これは類似アプリであるSnapchatのサービス開始当初の勢いを上回る勢いであり、SNOW(1年3か月で1億ダウンロード突破)と共に大きな注目を集めています。Snapchatが欧米地域を中心に成功し上場を決定していますが、B612とSNOWもアジア地域や中南米で同様の成功を収めることができるかもしれません。

SHOWROOM


SHOWROOMとは人気アイドルやアーティストの配信を無料で視聴することができ、また、誰でも生配信できる配信系アプリです。視聴者は自分で作成したアバターを介して配信を視聴することができ、双方向のコミュニケーションを可能にした仮想ライブ空間が提供されています。
実際の人気アイドルやアーティスト、声優などとリアルタイムでつながることができるため、ファンたちの中では大きな人気を博しています。特にユーザーは20~50代のアイドル好きの男性が多く、駆け出しのアイドルなどにとっては重要なツールになっているようです。
また、視聴するだけでなく誰もが生配信できるため、一般人が世間に有名になれるチャンスがある点も人気の理由です。若者の、「人気になりたい」という欲求に応えることができ、実際に人気事務所のオーディションを受けられたり、配信結果によってテレビ出演権を獲得できたりと日々多くのイベントが実施されています。Youtubeやツイキャスなどで生配信に注目が集まる中で、一般ユーザーに加えて芸能界でも人気が広がっていくかもしれません。

Snapchat


アメリカ発のShapchatは新世代型SNSの先駆者で、アメリカの若者の間では絶大な人気を博しています。日本でもここ数年で10代~20代を中心に浸透し始めていると言われています。日本国内の正確なユーザー数は発表されていませんが、全世界の月間アクティブユーザー数で、SnapchatがTwitterを追い抜いたとも報じられ(Twitter:1億3600万人/日、Snapchat:1億5800万人/日)、毎日25億件ものスナップが送信されているというデータもあります。本国では若年層にアプローチできるという点が広告主に人気が高く、収益面を好調だということもあり、2017年に上場が決定されています。若者に人気のポイントは、なんといっても送信した画像や動画が一定期間で消えるという点。この特徴によって、会って話すときのような気軽なコミュニケーションやチャット会話ができるのです。例えば酔っ払ってハイテンションになっている姿など、普通ではあまり写真に残しておきたくないものでも気軽に撮影して送り合っているようです。また、マイストーリーという機能もあり、短い時間で消えてしまうのではもったいない出来事があった時に、24時間以内であれば何度も視聴できるスナップを友達に共有することもできます。さらに、スナップの受信者は、その様子をスクリーンショットで自分の写真フォルダに保存することができますが、その場合、「○○さんがあなたのスナップをスクリーンショットしました」というメッセージが送信者に届くようになっており、安心感をもって利用することができることもポイントです。

SNOW


SNOWはNAVERの子会社CampMobileが2015年にリリースした、韓国発の新世代型スマホSNSアプリです。顔認識とフィルターでおもしろ写真や動画を作れるほかに、SNOWでは写真や動画だけでなく、GIFアニメを作って間単にシェアできるのが特徴です。マイストーリーで公開したものが一定期間が経つと自動で消えるのは、Snapchatを踏襲しています。
2016年になって知名度が上昇し、Apple、Googleアプリストアの人気ランキングで1位を獲得したと報じられています。モデルなどがSNOWを使って加工した画像や動画をSNSにアップしており、日本でも10代20代の女子を中心にユーザーが増えています。Snapchatと同様に日本国内のユーザー数は公表されていませんが、Androidのストア情報ではインストールが1千~5千万となっており、1千万ダウンロードは超えていることがわかります。
Snapchatより顔認識して加工するためのフィルターやスタンプの種類が豊富で、原型がないほど“盛れる”楽しさが人気の元になっています。最近では友達と顔を交換できたり、動物に変身できるなどのエフェクトも追加されています。
SNOW内でも撮影したものを送り合う機能はありますが、実際は加工アプリとして使い、共有は別のプラットフォーム(MixchannelやInstagram、Twitterなど)を使うのが一般的で、特にTwitterでは有名人を含めた多くのユーザーがSNOW写真を投稿しています。しかし、SNOWの機能にグループトーク機能やライブ動画機能が新たに追加されたため、SNOW内でのユーザー同士のやり取りも増えてくるかもしれません。
その他、とにかくフィルターの機能によって一撃で“盛れる”ため、目上の人と写真を撮ってもらうような撮り直しができない場面でも活躍してくれるようです。

Mixchannel


ミクチャの通称で女子中高生に大人気のMixchannelは、2013年にリリースされた動画投稿SNSです。動画の投稿はもちろん、写真と音楽を組み合わせて簡単に動画を作成する機能もついています。媒体資料によると2016年に550万ダウンロード、月間訪問ユーザー数400万人を突破したと公表されています。

投稿される動画は独自のカテゴリごとにランキングで表示され、上位に表示されるとLike数やコメント数が増加します。その他のSNSと比較してリアルなつながりとの関連が薄く、「フォロー」や「友達になる」ではなく「ファンになる」という表現が使われており、独自のコミュニティが形成されています。一部のユーザーには数万~数十万以上のファンがおり、「ミクチャ有名人」と呼ばれています。この「ミクチャ有名人」の中には、ミックスチャンネルでの人気をきっかけに歌手デビューやアイドルグループとしてデビューしているユーザーも存在します。
若年層の「注目されたい」「人気者になりたい」という欲求を満たすための設計が特徴的です。近年話題になっているYoutuberの存在に憧れる10代の若者が増えており、同じようにサービス内で有名になれる機会を提供していることがミックスチャンネルの人気の理由だと考えられます。また、ユーザーの投稿モチベーションも高く、手軽に動画を送り合うSnapchatなどとは違って、かなり作りこまれた動画が多く見られます。

TwitCasting


ツイキャスは、スマホから動画中継できる日本発のSNSです。2014年時点で大学生の半数にあたる約133万人が利用していると発表、2015年にはサービス開始からおよそ5年で登録ユーザー数が1,000万人を超え、サービス開始から7年目の2016年には累計配信回数が2億5000万回に達したと話題になりました。パソコンを使わなくてもいい手軽さがうけ、24歳以下の若者層の間で人気を博しています。回線がよくないところでも使うことができるという特徴が口コミで広がり、ユーザーの2割は海外在住者。今後の海外展開が期待されています。

Studyplus


Studyplusは、勉強時間をアプリに記録して自分のペースを把握し、プラットフォームでは仲間と交流ができる勉強管理SNSです。2016年に会員数150万を突破。受験生の3人に1人が使っているとも言われるStudyplusですが、実はユーザーの3割が社会人で、学生だけでなく幅広い世代に使われているようです。
勉強の管理だけでなく、共通の目標をもった仲間とつながれるという点に特徴があり、使ってよかった参考書の情報などが共有されているなど、1人では続けられない勉強を継続する仕組みがあるようです。

記事・画像:Social Media Labから
サムネイル画像:alltechfeedから

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