包装の木箱が行灯に。訪日客向け日本酒ギフト

酒類販売のグラウンドスター(宮崎市)は、商品を納めた木箱が行灯(あんどん)として使えるなど「日本文化」を前面にした日本酒ギフトセットを開発し、販売を始めた。石川、新潟など全国でも著名な産地の地酒で構成。焼酎文化が中心の九州・沖縄から、「新たな顔」としてインバウンド(訪日外国人)向けに売り込む。

 インターネット通販のみで、月間500セットの販売を目指す。サイトは英語にも対応。日本各地の観光地にパンフレットを設置し、興味を持ったインバウンドにスマートフォンなどから注文してもらう。価格は地酒の種類で変わるが、木箱で1万2000円から、紙製の箱で5500円から。当面はネット通販での販売となるが、近い将来、東京での出店も検討する。

 木箱は、刀で上から切ったように真横に開くことから「刀箱」と名付けた。宮崎県日南地区の飫肥(おび)スギ製で、地元の工芸職人がくぎを使わず製作した。上蓋は外すと、裏側に米ぬかで作った和ロウソクが組み込まれており、刀箱の難燃性の樹脂製カバーを乗せ、行灯として使う。同じ形の紙製の箱もあり、ともに特許を取得済み。扱う日本酒は中村酒造(石川県)の「AKIRA」、池田屋酒造(新潟県)の「謙信」、吉久保酒造(茨城県)の「一品」など13蔵の地酒。

記事:2017年6月9日 日本経済新聞
画像:仁田原建具製作所

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