異色スポーツ SNS映えで女性に人気

昔は目にしなかった変わり種スポーツが話題になっている。テレビや雑誌で取り上げられることが増えたことに加え、パッと目を引く写真がインスタグラムやフェイスブックといったSNSを通じて一瞬で広まるようになったことも影響している。

「目を閉じて、風と波の音を感じましょう」――サップヨガの教室を開催するJK.Surf(神奈川県茅ケ崎市)のインストラクター、大貫早苗さんの言葉でサップヨガ体験が始まった。SUP(サップ)は「スタンドアップパドルボード」の略。サーフボードより大きく、海の上でも安心して乗ることができる。海やプールでサップの上に乗り、ヨガをするのがサップヨガだ。ハワイ発祥で、比較的新しいアクティビティーとして注目を集めている。

JK.Surfを経営する加藤淳也氏は「テレビや雑誌で取り上げられることが多くなり、参加者は増えている。多くが都内の女性会社員」と話す。2016年は約200人と14年と比べて4倍に増えた。鎌倉市や茅ケ崎市には他にもサップヨガを体験できる店が数店ある。価格はばらつきがあるが、サップとウエットスーツのレンタル料込みで90分コースが7000~9500円程度だ。14年設立の日本サップヨガ協会(東京・港)の酒井孝子事務局長は「青い海と大きなボードの上のサップヨガの写真は、開放感とリゾート感があふれる。SNSにあげたい人、SNSで画像を見た人がレッスンに来ることもあるようだ」という。同協会公認のインストラクターは15年は17人だったが、現在は76人に増えた。

ボルダリングもインスタ映え度は抜群だ。20年の東京五輪に「スポーツクライミング」として新種目に追加され、注目度も高い。ボルダリングは壁に付いた「ホールド」と呼ばれる突起物を使ってゴールを目指す。ホールドは色とりどりで、ジムによっては蛍光ピンクやイエローを使い、写真映えする。日本山岳・スポーツクライミング協会(東京・渋谷)によると、17年3月末時点のクライミングジムの数は476カ所。12年の230カ所から2倍以上に増えた。ジムの利用料は1回1500~2000円程度のところが多い。

記事・画像:2017年6月8日 日本経済新聞

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