歴史ある建物を民間活用。都が相談窓口一元化

東京都は歴史や特色のある建物・施設を民間のイベントや会議に活用してもらう「ユニークベニュー」の拡大に向け、会場の手配や演出などの相談を一手に引き受ける窓口の設置を検討する。浜離宮恩賜庭園など都立8施設をモデル拠点として紹介し始めたが、施設によって担当部局が違うなど課題が多かった。対応を一元化して使い勝手をよくし、海外勢との誘客競争に備える。

19日の「東京の観光振興を考える有識者会議」(座長、本保芳明・首都大学東京特任教授)で都の担当者が表明した。官民問わず都内施設利用の相談を受ける場にする方針。「都観光産業振興実行プラン」改定版に盛り込み、2018年度開設を目指す。同日の有識者会議では東京都美術館(台東区)を視察。ユニークベニュー活用をテーマにした意見交換では「日本の施設は規制が多い。ワンストップ窓口が必要だ」との指摘が多く出た。小池百合子知事も「発想を転換し、価値がより高まるようにしたい」と強調した。都はユニークベニューの情報発信を強化。官民22施設を日本語と英語で紹介する冊子を2種類つくった。音響・照明機材やテーブルなど会場設営の委託経費を半額、最大500万円補助する仕組みも導入している。

記事:2017年6月20日 日本経済新聞
画像:ゆりかもめ

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