効果2~3倍の移住希望者狙い広告

博報堂は地方への移住を希望する人に向けて効率的に広告を出稿するサービスを始めた。蓄積した消費者データとアンケートから分類した定住希望者のタイプを突き合わせることで広告効果を高めた。従来の手法でターゲットを絞った場合と比べ、2~3倍の効果が見込めるという。

 グループの博報堂DYメディアパートナーズと共同開発した。2千人の移住希望者を対象にアンケートを実施し、「教育移住志向」や「地域社会貢献志向」といった7つのタイプに分類。それぞれがどういう言葉を検索したか、どういうコンテンツを見ているかなどインターネット上の行動を分析した。博報堂グループでは現実の購買行動などとネット上での行動を組み合わせた消費者のデータベースを構築している。このデータベースと移住者の分析データを突き合わせ、移住希望者のネット上での行動を推測し、広告を出すターゲットを決める。

 兵庫県豊岡市の移住希望者向けサイトへの誘導で試験的に運用した。「移住」というキーワードを検索した人をターゲットにするといった従来型の手法より、移住者向けサイトの広告をクリックする確率が2~3倍に高まった。各地方自治体は移住促進に力を入れているが予算は限られており、博報堂では効率的なPRに対するニーズは高いとみている。

記事:2017年6月28日 日本経済新聞
画像:moving.com

関連記事

ページ上部へ戻る