あべのハルカス、「ハルカスコイン」実験開始

 近鉄グループホールディングスは1日、三菱総合研究所と組み、仮想地域通貨「近鉄ハルカスコイン」を使った実証実験を近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店(大阪市)で始めた。仮想通貨の中核技術「ブロックチェーン」を活用する。スマートフォン(スマホ)でダウンロードしたアプリから支払いができる。今後は沿線の自治体などとも提携して仮想地域通貨を導入し、伊勢志摩など観光地での活用や地域の活性化につなげる。

事前の抽選で選ばれた5000人が、10月1日までの実験に参加する。本店内に設けた専用カウンターで5000円を支払うとスマホのアプリを通じて1万円相当のコインと交換できる。コインはあべのハルカス内の店舗約200店や展望台で使える。

仮想通貨を使うと利用者の購入履歴が分かる。顧客の性別や年齢別の人気商品を把握し、販売に役立てられる。クーポンなどと組み合わせて、店舗利用を促すことも可能だ。近鉄は今回の実験から課題を洗い出し、沿線での実用化につなげる。

記事・画像:2017年9月1日 日本経済新聞

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