JR四国、四国の国立大学4校と連携。学生視点で地域活性化策

JR四国と四国4国立大学は11日、地域活性化に向け観光振興や人材育成で連携する協力協定を結んだ。学生らが若者の視点を生かし地域資源を見直して付加価値ある旅行商品を提案。JR四国が売り出し、検証しながら次の商品に反映していく。地域の担い手となる若者を育てるとともに、商品企画を通じた産業再生など持続可能な地域振興の仕組みを目指す。

 4大学は徳島大、香川大、愛媛大、高知大。各大学では地方創生を学ぶ講義やゼミの学生を中心に、複数の旅行商品を練る。体験型への需要シフトや写真共有アプリ「インスタグラム」といった発信手法の多様化、訪日客増などを踏まえ、観光地紹介にとどまらず「地場産業を再生しながら観光素材になる」(JR四国の半井真司社長)という課題解決の先進地域を目標に掲げる。

 第1弾としてJR四国は2019年春に4大学との連携商品を発売する予定。大学側は市場展開を検証し、観光の受け入れ地域に体制づくりを提案するなど持続的発展に向けて還元していく。

 4大学は学生にフィールドワークの機会ができ、インターンシップや講義でJR四国の協力を得る。年2回程度、一堂に会して交流・発表する場も想定しており、「四国内の学生同士が切磋琢磨できる」(香川大)ことへの期待も大きい。JR各社ではJR西日本の米子支社が島根大と協定を結ぶなど、支社ベースで個別の大学と連携した例がある。今回のように地域全体として複数の大学と連携するのはJR四国が初めてという。

記事:2017年9月12日 日本経済新聞
画像:JR四国

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