「欧米人」と一括りにしない。国別訪日客の関心の違い

共通点を見ていくと、「東京」、「京都」、「大阪」がいずれの国でも1位から3位を占めている点や、順位に若干の違いはあるものの、「箱根」のページは6カ国すべてにおいて10位以内にランクインしていることから、これらのエリアは国に関係なく根強い人気があることがうかがえます。

一方で、3位以下からは国によって順位が異なっています。アメリカ においては、東京の中でも「築地」や「秋葉原」のページが他5カ国よりも高い順位にランクインしていることや、京都の「伏見稲荷大社」がピンポイントで10位以内にランクインしていることから、アメリカでは地域名だけではなく、具体的なスポットにまで観光地としての認知が及んでいるということがわかります。

オーストラリア の特徴としては「名古屋」が7位にランクインしている点があげられますが、これは「表1」で9位にランクインしていた「高山」へのハブとして名古屋が使われている可能性が考えられます。

イギリス は、特に山のあるエリアのランクインが目立ち、「富士」に関するページが2つランクインしている点はアメリカに類似しています。「富士登山」に関するページが見られていることからも、「富士」を見るだけでなく登ることへの興味が強い様子がうかがえます。

カナダ においては「嵐山・嵯峨野」が4位にランクイン、ドイツやフランスではアメリカのデータとは反して、東京に関するページは2位から10位までランクインしておらず、より地方への興味関心が高い傾向が表れています。

フランス については九州や中部のページが上位に入っている点も他国には見られない特徴です。また、10位以内には入っていないものの、ドイツ からのアクセスでは「沖縄」が11位にランクインしていたのも、他5カ国には見られない結果となりました。

独・仏は食よりお花見 テーマ別にみる各国の関心度の違い

次に「Interests」と「Trip a Plan」のカテゴリー下にあるページへのアクセス順位を、国別に比較してみたいと思います。
こちらでは1位から国によって違いが出ています。まず 「日本へ行く時期」について説明しているページは、ドイツ、フランスを除いて1位にランクイン。「日本食」に関するページもこの2カ国を除いて10位以内に入っています。

ドイツ、フランスで共通の特徴としては「花見」に関するページが上位に来ている点 があげられます。「表1」でもドイツやフランスでは、東京以外のエリアが数多くランクインしていたので、都会では見ることのできない自然の風景に惹かれる傾向 があるのかもしれません。

各国で特徴的な部分を見ていくと、アメリカ については「神道」についてのページが8位にランクインしており、これは他5カ国では見られなかった特徴になります。同じく、オーストラリア では「侍」についてのページが9位に、フランス では「温泉」が7位にランクインしており、日本文化や歴史という括りの中での細かな興味の対象の違いが見えてきます。

全体で共通する点としては、「新幹線」ページはどの国でも5位以内に入っており、訪日時に必須の情報として認識されている ようです。また、「おすすめの旅程」についてのページもフランスを除いたすべての国で10位以内にランクイン しています。

記事:訪日ラボ
画像:Zuuonline

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