効率的に旅前の訪日中国人にアプローチ

シニア層も含め日本に関する情報を取得する際もっとも利用されるのはインターネットという結果に


公益財団法人新聞通信調査会が実施した「諸外国における対日メディア世論調査」によると、日本についての知識や情報の入手先として中国人の延べ83.3%が「インターネット」と回答しました。次に多かった選択肢が 「自国のテレビ・新聞・雑誌(77.6%)」。その後は「学校教育(23.9%)」、「自分の家族や親戚・知人(23.7%)」、「日本人の友人(16%)」、「訪日経験(10.9%)」 と続きます。

他の調査対象国(アメリカ・イギリス・フランス・韓国・タイ)では、1位となった選択肢が「自国のテレビ・新聞・雑誌」であったにもかかわらず、中国人の間ではインターネット経由で日本に関する情報を仕入れる場合が多いことがわかります。

年代別に見てみると20代の中国人の間ではインターネットを情報入手先として利用する割合が84.5%と他の年代層より高い結果になりました。40代以上のシニア層でさえ、自国のマスメディアよりインターネットを利用して日本に関する情報を入手する人の割合が高い結果になっています。
中国人が一般的に日本に関する情報を得る際、どの年齢層でもインターネットがもっともよく使われている選択肢であることが把握できました。これの傾向が観光情報を得る際にはどう変わっていくのでしょうか?

旅マエの訪日観光に関する情報収集に役立つものとしてSNSがトップ!知人からの口コミも重要な要素に


観光庁の「平成28年消費動向調査」によると、訪日中国人観光客が訪日旅行をする前の観光情報収集手段としてもっとも役に立ったと答えたものはSNSでした。回答率は延べ20.2%にあたります。 次いで回答率が高かったものが旅行会社のホームページ(19.7%)。その後は、中国国内の親戚・知人(19.1%)、個人のブログ(17.4%)と続きます。

他の訪日主要国では、「日本政府観光局ホームページ」 やトリップアドバイザーなど「口コミサイト」が、情報源として人気となる傾向にありますが、中国人の場合、ソーシャルメディアや中国国内の親戚・知人、個人のブログが観光情報の仕入れ先として最も人気の結果となりました。

スマホ文化、SNS文化、ブログ文化が発達していることに加え、先述の通り 日本に関する情報を入手する際にインターネット利用率が高い傾向が、訪日旅行の際の情報収集においても反映 されている形になりました。また、中国国内では 政府による情報検閲が厳しいため公的情報に対する不信感が少なからず存在しています。そのため、「口コミサイト」ではなく親戚・友人など知人からの実際の口コミによって観光情報を収集する傾向にあることが予測できます。中国人に情報を発信する際はどのような方法が有効なのでしょうか?上記2つのデータをもとに、考察していきます。

旅マエの訪日中国人への情報発信:ポイントは「SNS」&「口コミ」

旅マエの訪日中国人観光客にアプローチする場合のキーワードは「SNS」と「口コミ」の2つです。
先述の通り、中国人は日本に関する情報を仕入れる場合インターネットを多用する傾向にあります。そのため、旅マエでは、中国国内の有名ブロガーや中国で人気となっている微博(Weibo)、微信(wechat)などWebサービスを活用することで効果的に情報を発信できます。
また、「口コミ」も非常に重要です。口コミは直接の対話を通じる場合とSNSやネットを通じる場合の2つが考えられます。いかに中国人にとって満足度の高い経験を提供するかを考えることが「口コミ」を広げる大前提となりますが、後者の場合はの場合は、SNSでシェアすることで特典を与えるなどすることでより効率的に訪日した中国人の知人・友人にまで情報を届けることができます。

インバウンドに情報発信する際はターゲットにあった手法で

中国人は、日本に関する情報を仕入れる際、自国のマスメディアよりも政府からの検閲が入りにくいインターネットを利用しており、訪日旅行に関する情報を集める際にもSNSをもっとも活用する傾向にあります。
そのため 旅マエの情報発信としては中国国内の有名ブロガーや中国で人気となっている微博(Weibo)、微信(wechat)などWebサービスを活用、口コミを拡散させる仕組みづくりなどが重要 になります。

記事・画像:訪日ラボ
サムネイル画像:wikipedia

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