インバウンド誘致のモデルケース「戸越銀座商店街」

戸越銀座商店街は日本でもB級グルメ、下町グルメの町として人気ですが、近年は訪日外国人観光客がこうした食文化を楽しむ為に訪れており、商店街も新たな賑わいを見せています。しかし同時にポイ捨てなどのマナーの問題も増えてきており、こうした問題に対して商店街連合会は対策を進めています。

戸越銀座商店街は下町情緒あふれる商店街としてメディア等からの注目度が非常に高く、B級グルメや下町グルメの流行の波に乗った「戸越銀座コロッケ」プロモーションを契機として、「食べ歩きの街」、「下町グルメロケの聖地」などと呼ばれ、雑誌やテレビで数多く取り上げられるようになり、全国的にも知名度が高くなりました。

今では、旅行会社が商店街ツアーを組んで観光客を連れて来るようになった他、特に土・日・祝日は広域からお買物目的だけでなく商店街自体に遊びに来る、観光を目的とした来街者が急増しています。近年はこうした人気を受けて訪日外国人観光客にも人気が出ており、訪日外国人観光客の姿も多数見かけるようになりました。

戸越銀座商店街で増えてきたゴミ問題とその対策

戸越銀座商店街には約400の店舗が軒を連ねており、その中で約30店舗がコロッケや焼き鳥など食べ歩きが可能な食品を販売しています。しかしこうした食べ歩きが可能な食品があることで増えてきたのが、ポイ捨てなどのゴミ問題 です。このゴミの中には通常ゴミ以外にも自販機やコンビニで購入したペットボトル、店舗で購入した食品を包装している包装容器などが含まれます。

こうしたゴミ問題に対し、戸越銀座商店街連合会は各店舗にごみを片手に持っている観光客を見かけたら 「ごみをいただきますね」などと声をかけるように要請 しています。8月末からは、観光客が自身でゴミを持ち歩けるようにということで、ペットボトルやごみを入れるショルダーバッグを無料で貸し出す計画とのこと。食べ歩きで戸越銀座商店街を楽しんでもらった後に、ゴミをバックごと回収するということを考えているそうです。

また、商店街を訪れるお客さんには歩きスマホ、歩きタバコを止めてもらうことを呼びかけることも検討しており、日本でも問題意識が広がっている受動喫煙の防止にも取り組んでいくとしています。日本は海外に比べて喫煙のルールが緩く、タバコの価格も安いことから、喫煙者の外国人にとっては天国のような環境ですが、しっかりとマナーを意識してもらう場所ではこうした対策が有効と言えます。

戸越銀座商店街のSNSアカウント

戸越銀座商店街は、Facebookページも、しっかりと考えて運用されています。戸越銀座商店街のFacebookページでは、季節ごとのイベント、マナー向上に関する取り組みなどをタイムリーに発信しています。Twitterアカウントに関しては人が関わっている感をあまり受けないのが残念ですが、世界的に見てもTwitterのアクティブユーザーが多い日本において、Twitterアカウントの運用は非常に重要といえるだけに、今後のしっかりとした運用に期待といったところでしょう。

第1の矢: 食べ歩きマナーの向上を促す「とごし食べあるキット」の貸し出し
食べ歩きの際の手の汚れやゴミのポイ捨てを防ぐことを目的として作られた、食べ歩き専用バック「とごし食べあるキット」を無料で貸し出すと共に、手持ちの荷物を預かる新たなレンタルサービスを、とごしぎんざまつりが開催される8月27日よりほっとスポットにて開始(予定)。手ぶらで快適に食べ歩きを楽しんで頂けるだけでなく、食べ歩き後のゴミをキットの返却と共に回収することで、ゴミのポイ捨てを軽減します。

第2の矢: 歩きスマホの防止を促す「歩きコロッケカード」の配布
“歩きスマホより歩きコロッケ” を合い言葉に、食べ歩き以外のながら歩き防止・啓発を目的としてつくられた「歩きコロッケカード」を、6月24日(土)、25日(日)の二日間限定でほっとスポットにて無料で配布。このカードは、商店街内の対象コロッケ店(計5店舗)にて、コロッケ1個と引き換えることができ、戸越銀座商店街らしい美味しく楽しい歩きスマホへの注意喚起を促します。

第3の矢: グッドマナー商店街を味わう魅力の打ち出しを図る「泊まれる商店街」の実施
グッドマナーで “日本一住みやすい街” を目指す戸越銀座商店街の暮らしを、実際に宿泊しながら味わうことのできる新サービス「泊まれる商店街」は、ほっとスポットの上層階を素泊まり可能な民宿スペースとして提供することで新たな商店街の楽しみ方を提案する宿泊サービスです。宿泊者は戸越銀座商店街に無料で宿泊することができ、食事やお風呂などの寝泊り以外のモノコトは、すべて商店街をフルに活用することで楽しむことができます。申し込みは8月下旬より予約受付を予定しています。

記事:訪日ラボ
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