SNS映えや体験で彩る百貨店福袋

百貨店各社は1日、2018年正月に販売する福袋を公開した。近年のトレンドである体験・サービス型を豊富にそろえたほか、交流サイト(SNS)の「画像映え」などを意識した商品が目立つ。福袋の消費者ニーズは年々高まっており、来年の初売りも各社の競争が激しくなりそうだ。

松屋は「SNS映え」を狙い、イベリコ豚の生ハムを丸ごと1本用意した。ナイフもセットにパーティーの演出向けの需要を見込む。価格は21万6000円(44万円相当)で限定2個。

 体験系の福袋も37種と前年の3倍に増やした。子ども向けに陸上元日本代表の為末大さんが指導するレッスン券(2万円)なども限定15個販売する。いずれも1月2日、銀座店(東京・中央)での先着販売となる。

 そごう・西武は特別な体験をテーマとする。目玉は西武鉄道の車両4両を貸し切り、沿線を走りながら結婚式を挙げられる「ブライダル福袋」。ケーキや料理、引き出物込みで価格は201万8000円。挙式は18年8月以降の実施で計26人まで参加できる。1月1~3日、池袋本店(東京・豊島)で申し込みを受け付ける。

 人気雅楽師の東儀秀樹さんが長野県にある文化施設、八ケ岳高原音楽堂で演奏してくれる「ナイトコンサート福袋」も1組限定で抽選販売する。近くの宿泊施設のデラックスルームにも泊まれ、価格は39万円。このほか、プロ野球西武ライオンズの辻発彦監督のノックが受けられる福袋(2018円)など全体では1500種を扱い、前年比で1割増の売り上げを見込む。

 高島屋は17年の将棋ブームに乗り、小学生を対象に棋士の杉本昌隆7段と対局できる商品を抽選販売する。東京・日本橋や横浜など関東地区の9店で1月2~3日に募集し、30組限定で価格は2018円。このほか、プロフィギュアスケーター、織田信成さんによるスケート教室(2018円)なども40組限定で抽選販売する。

記事・画像:2017年11月1日 日本経済新聞

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