ふるさと納税で移動図書館

子どもたちに本を届けようと移動図書館車購入のために徳島県石井町がふるさと納税を活用して募った寄付は、20日までに1700万円を超えた。町は4月から、車両の製作に取りかかる。開始から約9カ月、寄付は全国に広がり、図書が大好きだった町民も思いを寄せた。園児だけでなく、遠出できないお年寄りや障害がある人にも本を運ぶ図書館車に生まれ変わる。

 図書館がない石井町では2016年8月まで、他市から譲り受けた「ふじっこ号」が幼稚園・保育所などを巡回した。楽しい絵本を載せてくる車は子どもたちに大人気。シルバー人材センターのお年寄りが運転手に、子育てを経験した母親らのボランティア「ふじちゃんず」が読み聞かせにと活動を支えたが、製造から30年を超えて廃車となった。

 復活を望む声が高まった昨年6月末、約1000万円かかる新車両購入のためのふるさと納税を始めた。使い道を「図書館車」と選べるようにし、職員は町内を回って返礼品を開拓。事業所などの協力でハムやピザ、木彫品など100品目まで充実させた。ふじちゃんずのメンバーは町民向けに、公民館などへ募金箱を設置して協力を呼びかけた。

 全国各地からのふるさと納税は総額1104万1500円(509件)。町内の事業者からは500万円の寄付があった。さらに今年1月、町内の男性が役場を訪れ、入院中の妻に代わって「子どものために」と100万円の寄付を申し出た。

記事:毎日新聞
画像:https://doorcountypulse.com/

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