作品酷似の指摘で金魚電話ボックス撤去へ

電話ボックスの内部に水が満たされ、数十匹の金魚が泳ぐユニークなオブジェが、金魚の産地として名高い奈良県大和郡山市の柳町商店街から撤去されることが4日、分かった。福島県いわき市の現代美術作家、山本伸樹さん(62)が「過去の自分の作品と似ている」として、著作権を認めるよう求めていた。

大和郡山市で記者会見した山本さんによると、1998年に電話ボックス内で金魚を泳がせた作品を東京で発表し、その後、いわき市立美術館などで展示。2013年に柳町商店街のイベントで類似した作品が展示されていることが判明し、抗議していた。今後、著作権の確認などを求める訴訟も検討している。

オブジェを管理する商店街の組合などによると、3年ほど前に設置されたという。組合は「著作権は侵害していない」と主張する一方、オブジェを巡るトラブルを考慮し撤去を決めた。

大和郡山市は金魚すくいの全国大会が開催されるなど、有数の金魚産地として知られている。

記事・画像:2018年4月5日 日本経済新聞
サムネイル画像:http://car.orix.co.jp/

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