JTBが「タクシー定期券」 月2万円から

JTBはタクシーに定額で何度でも乗れる「定期券サービス」を高齢者向けに始める。病院やスーパーなど事前に指定した2~3地点と自宅を行き来できる。料金は月2万円程度からで、今夏にも長野県諏訪市で始め順次全国に広げる。路線バスの減少や、高齢者の運転免許証返納が進むなか、新たな地域の足としての需要を見込む。

 タクシー運賃は通常、道路運送法の定めで乗車した距離や時間に応じて加算される。駅や空港を結ぶ定額運賃もあるが、単発利用向けだ。JTBは旅行会社が目的地などを決めて募る旅行業法上の「募集型企画旅行」と位置づけ、同社が旅行商品として売ることで乗り放題を実現する。

 北九州市で取り組んできた実証実験ではタクシー料金で2030円に相当する距離を1回当たりの走行上限とした。対象は70歳以上の高齢者、利用時間帯もタクシーに空きが多い日中に限定して採算を確保しやすくした。乗車の数十分前に申し込んでもらう。

 すでに福岡市でも実験し、夏以降、5カ所程度で本格的なサービスを検討。使い勝手や課題を検証しながら全国に広げる。補助金の活用など自治体との連携も模索する。

 料金は地域ごとに決める。地域によっては移動距離が長くなり高額になる可能性がある。その場合でも、駐車場代に加えて燃料費や車検費などもかかる自家用車の維持費とほぼ同水準か、より負担を少なくする。

記事:2018年5月13日 日本経済新聞
画像:http://www.207taxi.com/

関連記事

ページ上部へ戻る