農業体験を観光に

日本航空は21日、農業関連ビジネスを手掛ける和郷(千葉県香取市)と共同出資会社を設立し、成田空港の近郊で農業体験ができる観光農園を2020年夏にも開設すると発表した。イチゴやサツマイモの収穫体験などができる体験型農園施設を設け、空港を訪れる訪日客らの需要を取り込む。農産品を使った商品の開発や販売も手掛け、将来は海外輸出にも乗り出す方針だ。

 成田空港で記者会見した日航の藤田直志副社長は「観光促進は鉄道などのイメージが強いが、農産品や水産物まで含めることで、本当に観光業に貢献できる」と語った。

 新会社のJALアグリポート(千葉県成田市)は4月に設立し、資本金は1億円。成田市が20年に開業を目指す新しい成田市場と成田空港に近い場所で観光農園と、収穫した農産物を加工しプライベートブランド(PB)商品として販売する2つの事業を手掛ける。

 新施設には観光農園のほかにレストランや野外バーベキュー場なども設ける。冬から春にかけてはイチゴ狩り、それ以外の時期ではサツマイモ掘りなどを実施する見通しだ。飲食施設などは19年春をめどに開業する。

 PB商品は航空便の機内食や空港のラウンジでの提供も検討する。観光農園を他地域の空港周辺で展開することや、PB商品の全国販売も目指す。海外への輸出や東南アジアでの観光農園の運営事業も視野に入れる。

記事:2018年5月22日 日本経済新聞
画像:https://www.mckinsey.com/

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