観光情報 QRコードに

QRコードをスマートフォンで読み込み、観光名所や飲食店の情報が英語、韓国語、中国語で見られる翻訳サービスが大分県内で広がっている。2019年ラグビーワールドカップを控え県内に宿泊するインバウンド(訪日外国人客)は12年の約3倍と急増。立命館アジア太平洋大学(APU)の留学生などが翻訳に協力しながら、リピーターを増やす狙いだ。

昨年2月から店舗などにQRコード付きのボード配布を開始。スマホサイトの「Trip’nScan(トリップンスキャン)」を立ち上げた。QRコードを読み取ると、飲食店のおすすめメニューや料理やお店の歴史などのきめ細やかな情報を見ることができる。観光スポットの場合、野生の猿の餌付けで知られる高崎山自然動物園(大分市)であれば餌やりの時間や入園料、駐車場の場所、猿とトラブルを避けるルールなどが日本語を含めた4カ国語で表示できる。

 QRコードの配布は昨秋以降加速し、大分市、別府市の観光名所や飲食店、百貨店などを中心に5月末時点で県内全市町村の約1650カ所に配置された。県内全市町村にこの規模でQRコードを配布するのは全国でも珍しいという。

 翻訳はAPUの留学生らが行い、ネーティブにも違和感のないように工夫している。トリップンスキャンに掲載された施設をスマホの地図上に表示して街を歩く際に使ってもらったり、観光スポットなどの感想を投稿したりする機能も開発中だ。

 大分県によると、17年の県内宿泊者数は約460万人。うち国内客は約378万人で12年と比べ微減となったが、韓国や中国、台湾を中心とした外国人宿泊客は17年が約82万人で、約28万人だった12年の約3倍と大幅に伸びている。観光庁が17年にまとめた調査では、旅行中に困ったこととして「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」(28.9%)「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」(13.3%)が上位に挙げられている。

記事:2018年
画像:https://gigazine.net/

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