「アニマルフォト・ツーリズム」が地方にもたらす経済効果

動物を目的に海外旅行することをアニマルツーリズムと言います。「オーストラリアにコアラを見に行く」「タイに象を見に行く」など、日本人も知らず知らずのうちにやっています。海外ではアニマルツーリズムはとても盛んで、日本に来る訪日外国人の間でも、奈良公園の鹿、地獄谷野猿公苑のサル、北海道のキタキツネなどアニマルツーリズムの人気が高まっています。

インバウンドの大きな観光資源となる野生動物たち。野生動物と人間はあまり触れ合わない日本の文化の中で、彼らとどう付き合っていけばいいのでしょうか?

「アニマル・ツーリズム」に求められるのは動物園や水族館ではない
アニマル・ツーリズムには気を付けなければならない点があります。欧米では檻に動物を入れておくのは動物虐待という風潮があり、動物園や水族館を批判する声があるのです。そのためアニマル・ツーリズムには野生に近い動物を見られるサファリパークや野生動物公園(Wild Park)などが好まれます。

奈良は鹿という動物を保護することから収益を上げる理想的なモデルを作り上げました。しかし日本の人里において「餌付け」や「ふれあい」モデルが、すべてにあてはまることはありません。それどころか、中には距離をおいて見学しないと危険な動物もいるし、野生動物は毎年同じところに同じように現れないという難しさもあります。

野生動物の撮影ツアー「アニマルフォト・ツーリズム」は地方を潤す?
しかしアニマルフォト・ツーリズム(ガイド付き撮影ツアー)なら、様々な動物や地域に導入が可能です。野生動物と撮影技術に詳しく、参加者の急なカメラ故障などに対応できるツアーガイドを伴い、野生動物の現れる地方を中心に回ります。

注目すべきは地方での消費増です。写真撮影を目的にしているツアーではありますが、日本中の地方を移動して写真を撮影し、夜はその地方の旅館などに宿泊するパターンが多いのです。

訪日外国人としても大好きな野生動物の撮影後はゆっくりと温泉に入り、日本食を楽しみ、写真を披露しあう魅力があります。野生動物撮影ツアーは根強い人気があり、高い価格でも予約待ちとなっているケースがあります。

記事・画像:訪日ラボ

関連記事

ページ上部へ戻る