訪日リピーター地方へ、航空券予約8割増

地方を目的地に日本を訪れる外国人旅行者が増えている。2017年度の訪日客の航空券予約席数を集計したところ、東京都、愛知県、大阪府を除く地方発着便が前年度比8割増え、伸び率は三大都市圏の2倍となった。都道府県別の伸び率上位には宮崎など格安航空会社(LCC)を誘致した九州が多く入るなど、リピーターの増加で訪日客の行動にも変化が出ている。

英旅行検索サイト大手で、世界で月約7千万人が利用するスカイスキャナーの協力で、同社サイトで海外個人客が予約した国内全空港の国際線席数を集計。伸び率は地方が80%で、3都府県は40%だった。

宮崎県は4.5倍に増えた。17年12月に韓国LCCのイースター航空がソウルとの直行便を開設。冬場も温暖な同県でゴルフを楽しむ韓国人が大幅に増えた。愛和宮崎リゾートゴルフクラブ&ホテル(宮崎市)の担当者は「冬の週末に宮崎へLCCで気軽に来日する客が増えた」と話す。

鹿児島県も韓国人客が増え、3.1倍になった。両県は鹿児島で入国して宮崎で出国するなど周遊観光の振興で連携を深めている。

宮城県は2.7倍に増えた。17年9月にLCCのピーチ・アビエーションが仙台―台北線を就航。「台湾などの個人客が交流サイト(SNS)で見つけた観光地をピンポイントで旅行している」(同県)という。

最近は訪日客の6割をリピーターが占める。東京―京都―大阪の「ゴールデンルート」一辺倒から、地方への関心が高まっている。

記事・画像:2018年7月8日 日本経済新聞
サムネイル画像:https://cte.trendexpress.jp/

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